2016年12月10日土曜日

季節感のある写真を集めよう

スライドショーでわりと気にしているのは、季節感です。

春夏秋冬があると、時間経過が表現できるので、
二人の付き合っていた時間が長く感じられます。

例えば、
海で泳いでいる写真と、
スキーをしている写真があったら時間経過を感じませんか?

クリスマスとか紅葉とか、BBQとか、正月とか桜とか。
そういうのが写っている写真は、僕は絶対に使います。
夏服と冬服で、服装が変わっているのも、だいぶ印象が違います。

どの写真を選ぼうか・・・

何百枚の写真を前に迷う人も結構いるかと思います。
「思い出」とか「きれいに写っている」とかいろいろありますが、
「季節感」という基準で意識してみると、選ぶときとても楽になります。

ていうか、飲み会とかレストランの店内写真は多いので、
外で撮った写真はなるべく使ったほうがいいです。

そういう絵変わりする写真を使うと、
観たあとの満足感が違ってきます。



2016年6月10日金曜日

ブライダル音楽著作権代行業者について


一般社団法人のisumという、著作権代行業者ができて、
ブライダルの現場での複製権の問題を
インターネット上の手続きで処理してくれるようになりました。

これは、あくまで事業者側(ブライダル事業者、式場など)のみで、
新郎新婦が個人的に利用することはできません。

ためしに、自分も「アトリエ036」という事業者として加入しました。
登録料はキャンペーンで1万円でした。
音楽がすべて使えるというわけではありませんが、
人気の曲はわりとラインナップされているようです。

一曲につき3000円ぐらいだったかな。

HP上から音楽リクエストを募集しており、
1か月以上前に申請すれば結果が来るようです。

さて、数か月たっての感想ですが、
正直なところ、
・曲をリクエストしても許可がおりないことがけっこうある
・今まで新郎新婦にリクエストされた曲がラインナップにない
・音楽をリクエストしてその結果の連絡がこないので、
 一か月ぐらい経ったらHPに掲載されるのをチェックしなければならない

僕に依頼する新郎新婦さんが、メジャーでない曲を選んでくるので
isumの使用可能楽曲に入ってないことが多いです。
申請しても通らないのは、レコード会社?アーティスト側?が了解してくれないんでしょう。

そういえば西○○ナさんの○リセツがラインナップから外れたと告知があったけど、
あれはレコード会社側からNGがでたのでしょうか。結婚式に使われたくないから??
真相はわかりません。。

せっかく入ったものの、いまだ使ったことがなくて残念です。

もしどうしても自作スライドショーを作りたくて、
音楽著作権で心配な人は、
私に頼めば代わりに許可をもらって、DVDに書き出すことはできます
(ただ手続きが面倒くさいので、通常はやりませんけど)

2016年6月9日木曜日

自作スライドショーの音楽は著作権を違反している?

結婚式で自作スライドショーを流す場合、
BGMに有名アーティストの音楽を使うと著作権を侵害しないかという問題について考えます

これはとても悩ましい問題です。

①「個人の利用だし、お金を取っているわけでもないから大丈夫!」
②「式場がジャスラックと契約していて、流すのは大丈夫!」
③「みんなやってるから、きっと大丈夫!」

と、考えている人がたくさんいると思います。

結論から言うと、
残念ながら著作権を侵害します。

まず、②についてですが、
多くの場合、式場がJASRACと契約しているので、音楽を流すことは問題ないです。
式場はJASRACと年間の包括契約していて、CDを流すことができます。
これを演奏権といいます。
式場で歌を歌うとか、生演奏するとかも式場が演奏権をクリアしているので、
問題がないのです。

ただ音楽の著作権は
演奏権というものの他に、複製権というのがあるからややこしくなります。

複製権とは、CDを複製する権利で、作者やレコード会社が持っています。
個人的に楽しむ範囲内なら、CDを焼き増ししたり、
自作ビデオに音楽をつけてたりすることはできるのですが、

式場で流すことを目的に、自作スライドショーのDVDにするのは、
「私的に利用する」ことから複製権を違反するのです。

なので、①の「個人の利用だし、お金を取っているわけでもない」という理由は通らないのです。
私的利用で複製するのは、本当に例外と思っていたほうが良いでしょう。

同じ考え方で、CDやDVDにコピーしたオリジナルミックストラックもダメです。
式場がCD原盤をその都度、入れ替えて流さないといけないわけです。

たしかに「みんなやっている」から、この問題は根深いのだと思います。
結婚式なんだから、大目に見てくれよ・・と思うかもしれませんが法的にはアウトなんですね。

数年前から厳しくなっていて、
まだ新郎新婦が摘発されたケースは見られませんが、
スライドショーを作っているブライダル映像制作会社が警告を受けたという例があります。
こういう法的トラブルが続くと、
もしかしたら、式場側でも持込みの自作スライドショーを断るケースが出てくるかもしれません。

実際私が制作を依頼された新郎新婦で、、
式場担当者から著作権フリーのDVD以外は一切認めない、と断られたそうです。
そこの式場は格式あるホテルだったので、そういうこともあるんでしょうね。

無音映像と音楽を同時だしという「裏技」をすれば、
法的には問題はないので、
一部の式場はこれをやっていると聞いたことがありますが、
「同時だし」する場合は、タイミング間違えたらやばいし、
2曲以上だとリアルタイムで操作するのは難しいです。

実際同時だしをしているのかどうかも怪しいとこr・・・
なかなか難しい問題です。



2016年1月15日金曜日

出席者の写真について

随分、投稿に間が空いてしまいました。
作業中に気が付いたら、なるべく載せようと思います。

今回は<出席者の写真>の話です。

スライドショーの中で披露宴に出席する方の写真を
並べたいというリクエストがあります。
<感謝>という意味があって、これを入れるとスライドショーが引き締まるので、
僕はなるべく入れるようにしてます。

二人の写真ばっかりだと自己満足で終わってしまいますからね。

それで、けっこう素材として持ち込まれるのが
第三者の結婚式写真です。

社会人になると、なかなか写真を撮ることがないので、
他人の結婚式で撮った写真が多くなってしまうようです。
また、結婚式に呼ばれる間柄の方が、
自分の結婚式に参加してくれるのが多いので、必然的にそうなります。

問題なのが、自分の結婚式スライドショーに他人の結婚式の写真が出ること。

いや、たいした問題はないのですが、
個人的に、ややこしく見えてしまう気がします。
下手をすれば、写真の新郎新婦を自分と勘違いする人もいるかもしれません。
映像編集する際、なるべくこういう勘違い要素は少なくするように努めます。

こういう場合、どうすればいいのか。
大切なのは、<自分の結婚式写真ではない>とすぐにわかるように配慮することです。

具体的には、

①写真をトリミングして、被写体がはっきり大きくわかるようにする
(誰かわかるようにしましょう)

②2枚同時で出す
(関連している写真などと一緒に出すと、勘違いも減ります)

③途中でしれっと出す
(「これは出席者の写真だよ」という流れが視聴者にわかっている状態で出します。一発目に出してはだめです)

④テロップでごまかす
(僕はあまりコメントを書かないのですが、そうい方法もありだと思います)


こんなもんでしょうか。
なるべく親しい友達とは結婚式以外でも撮りましょうね。